意外と知らない!多くの人が勘違いしているダイエットの知識とは?
ダイエットで糖質ゼロ・カロリーゼロ食品や、毎日のトレーニング、食事制限を続けていませんか?実は、これは多くの人が勘違いしている、間違ったダイエット方法なのです。せっかく頑張っていても、ダイエットが逆効果にもなりかねません。そこで今回の記事では、ダイエットの勘違いを解消し効果を上げるためのダイエットの注意点を紹介します。
糖質ゼロ・カロリーゼロに隠された罠
ダイエット中に「糖質ゼロだから」「カロリーゼロだから」食べても大丈夫と勘違いしている人は多いようです。しかし、「ゼロ」と表記されていれば安心というわけではありません。表記の仕組みを理解することで、ダイエット中の食事を選ぶひとつの基準となるでしょう。
ダイエットに関する情報には、さまざまなものがありますよね。ダイエットをしているつもりなのに、情報に左右されてしまっては効率も落ちてしまいます。まずは正しい知識を身につけて、数多くある情報の中からダイエットに有効なものを知ることも大切でしょう。ここからは、糖質ゼロ・カロリーゼロとはどのような仕組みなのか説明します。
糖質とは?糖質ゼロの注意点
まず「糖質」とは、炭水化物から食物繊維を除いたもののことを呼びます。よく「炭水化物は太る」といわれますが、実際には炭水化物に含まれる糖質が太る原因なのです。糖質は活動するために欠かせないエネルギー源ですが、必要以上に摂取してしまうと身体がエネルギー源を蓄えてしまうため、太ることにつながります。そのため「糖質オフ」と表記されるものがダイエットによいと思われがちですが、実は「糖質オフ」と表記する明確な基準は定められていません。実際に「糖質オフ」と表記されている商品は、他の商品と比較して低減されている場合「糖質オフ」と表記されます。そのため、糖質オフだからといって糖質がゼロではないのです。
カロリーゼロの注意点
「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」と表記されている商品も、まったく「ゼロ」というわけではありません。食品100g(飲料は100ml)あたり5kcal未満の場合は「カロリーゼロ」と表記できます。そして、飲料100mlあたり20kcal未満、食品100gあたり40kcal未満の場合は「カロリーオフ」と表記できるのです。
さらに、カロリーをおさえるために人工甘味料が使用されており、化学物質は内臓への負担もかかるため、結果的にダイエット効果を落としてしまう恐れもあります。
毎日トレーニングをする
ダイエットのために、毎日欠かさずトレーニングを頑張っている人もいるかもしれません。ダイエットは毎日継続しなければ意味がないと思われがちですが、実はそうではないのです。もちろん、ダイエットのために毎日モチベーションを保つことは大切ですが、トレーニングは週に何日か休みを入れる方が効果は上がります。
たとえば、トレーニングをした後に筋肉痛が起こることがありますよね。これは、過度なトレーニングで負荷がかかり筋肉が損傷した状態です。トレーニングによって損傷した筋肉は修復する必要があるため、毎日トレーニングを継続するよりも、2~3日に1回休息して身体を修復する期間をつくるとよいでしょう。
過度な食事制限
過度な食事制限はダイエットに逆効果です。ダイエットは「食べたいものを我慢する」というイメージが大きいかもしれませんか、実はこれは間違ったダイエット方法です。過度な食事制限によるダイエットをしている場合、一時的に体重の減少はできるかもしれませんが、リバウンドが起こってしまいます。
実は、本当にダイエットに成功している人やスリムな人は、過度な食事制限で食べたいものを我慢していないのです。食事量を減らせば物理的に摂取する量やカロリーが減るため、体重は増えないでしょう。しかしそれは一時的なものであり、過度な食事制限を続けていくと身体に生命維持の働きが起こり、エネルギーを消費しないようになってしまうのです。
食事制限によって必要なエネルギー供給がされない身体は、少ないエネルギーでも活動できるように切り替わってしまいます。そのため、それ以上食事量を制限しても痩せなくなってしまうのです。ダイエットをして「最初は痩せたのに、途中から痩せなくなってしまった」という場合や「途中から体重が増えてしまった」という場合があるのはそのためでしょう。
「ダイエット中に食事とどう向き合うか」という問題は、ダイエット成功のカギを握る大切なポイントです。身体にとって必要なエネルギー源を補うこと、運動によって余分なエネルギーを消費するという、食事と運動のバランスの取れた生活リズムをつくるようにしましょう。
食事量をおさえる場合は、1週間に1回もしくは10日に1回程度のペースで、食べたいものを制限なく食べる「チートデイ」を取り入れるのもよいでしょう。好きなものを食べることで消費エネルギー量が減ることを避け、精神的にも負担をかけずダイエットを継続できます。
ダイエットを行うなら、効率よく行いたいものでしょう。ダイエットに効果的だといわれるトレーニングや食事制限も、無理しすぎずに適度に取り入れることが大切です。また勘違いが起こらないためにも、スポーツジムなどでインストラクターからダイエットやトレーニングを教えてもらうのもよいでしょう。自分に合ったダイエット法を選ぶ参考としてください。