ダイエットは運動だけではない!ストレッチも欠かせない理由とは?
ダイエットしたいけど運動が苦手、長続きしないという方は多いのではないでしょうか?実は運動前に身体をほぐすために行っているイメージのあるストレッチにもダイエット効果があるのをご存じですか?今回はダイエットにストレッチがおすすめの理由をご紹介します。簡単で続けやすいので、ダイエットが続かない方は参考にしてみてください。
ストレッチに期待できるダイエット効果とは?
ストレッチと聞くと身体のコリをほぐす、運動前の準備運動など、身体をリラックスさせるための準備運動というイメージを持っている方が多いですが、ダイエットにも効果的なのをご存じですか?
ストレッチをすることで血液の流れがよくなり、新陳代謝がよくなることで脂肪が燃焼しやすくなります。伸ばしたりねじりをいれたりすることで、身体を引き締める効果も。ストレッチは関節や筋肉をやわらかくほぐしてくれるので、身体の可動域が大きくなり、身体をより動かしやすくなります。身体の可動域が広がることで基礎代謝がアップし、運動量も増えるのでより痩せやすくなります。
また、ストレッチをすることで副交感神経を刺激し、リラックスできるので暴飲暴食などを防ぐことができます。むくみや冷えの解消にもなるので、積極的にストレッチをすることで全身が痩せやすい身体になっていくでしょう。ただし、ストレッチだけでダイエットをすると有酸素運動などの運動よりも効果が出るまでに時間がかかるので、他の運動と合わせて取り組むのが効果的です。
ストレッチをするときのポイント
ストレッチをする前に身体を温めておきましょう。身体が温まっていたほうが筋肉が効率よく動いてくれ、筋肉を痛めにくくなります。朝は身体が温まっておらず、全身の筋肉が伸びにくく硬いので、激しい動きは禁物。ゆっくりとストレッチをするとことで身体が目覚め、代謝が上がって身体が動くようになります。朝ストレッチをするときは身体を温めてリラックスした状態で始めましょう。
ストレッチをする部分、筋肉を意識しながらゆっくりと伸ばし、伸ばした後ゆっくり戻していくことで、血の巡りをよくできます。このとき、呼吸は止めないようにしましょう。息をはきながら伸ばしていき、吸いながら戻していくのが効果的です。
また、夜の入浴後のストレッチもおすすめ。入浴後は身体が温まっていてストレッチをするのに効果的です。ストレッチをするときに反動を使って勢いよく伸ばすことはやめましょう。思わぬケガにつながります。ストレッチはリラックスした状態で、ゆっくりと行うようにしましょう。
ダイエットにおすすめのストレッチ
ダイエット目的でストレッチをする場合、どの部分を痩せさせたいかでおすすめのストレッチが変わってきます。なんとなく適当にストレッチを行うよりも、痩せたい部分を意識してストレッチをすることで、痩せやすくなる、また身体の不調が取れるなど効果が大きくなります。
腕やお腹、太もものストレッチなら仰向けになって行うゴキブリ体操がおすすめ。インナーマッスルの強化、冷え性や肩こり、むくみといった症状を改善できます。インナーマッスルを鍛えることでお腹周りがすっきりする、また脂肪が燃焼しやすい身体づくりをできます。あおむけの状態で両手両足を上げ、小刻みにぶらぶらと動かすだけなので簡単に始められます。この動きがひっくり返ったゴキブリのようだということからこの名前が付きました。
また、内ももを引き締めたいのであれば、仰向けになって片方の足の裏をもう片方の足の膝あたりにくっつけて、足で4を作るイメージで行うストレッチが効果的です。膝を浮かせないように左右交互に行うことで、太もものシェイプアップが期待できます。
お尻や腰回り引き締めたいのであれば、仰向けになった状態で両膝を抱え、横になった状態で体育座りの形をつくるストレッチがおすすめです。両膝を抱えたら20秒ほどキープ、ゆっくり伸ばす動作を3セットほど行います。この時呼吸を止めずに、抱えるときに息を吐いて、足を伸ばすときに息を吸うとより効果的です。
また、なで肩に悩んでいる、肩回りを引き締めたいのであれば肩甲骨を意識してストレッチを行うようにしましょう。両腕をまっすぐ伸ばして前後させる、肘を伸ばして身体の後ろで手を組むことで肩甲骨が寄るので、この動きを繰り返すことで肩回りのストレッチになります。肩甲骨まわりには大きい筋肉があり、肩こりの改善にもつながります。
他にもダイエットに効果的なストレッチはさまざまありますが、大切なのは無理のない範囲で激しすぎず、ゆっくりストレッチを行うことです。
ストレッチはあまり運動量がなさそうで、本当に痩せるのか疑問を持つ人もいるかもしれません。しかし即効性はなくても継続して続けやすく、続けることで徐々に効果が出てくる、とくに他の運動と合わせて行うことで相乗効果が期待できるなど、少ない労力でメリットが多いのが特徴です。ストレッチをすることで血流がよくなり健康維持にも役立ちますので、この機会にストレッチをはじめ、習慣づけてみてはいかがでしょうか?